旧岩崎邸へ行ってきました

旧岩崎邸ってご存知ですか?
三菱財閥の岩崎彌太郎の長男であり三菱の三代目社長でもある久彌が、日本近代建築の父として有名なジョサイア・コンドルに設計させた西洋木造建築のことです。
鹿鳴館や旧古河庭園、明治生命館等も彼の設計ですね。

参照 https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index035.html

旧岩崎邸は戦後GHQに接収され、返還されたのちに国有財産となり現在では国の重要文化財に指定されています。
以前からずっと行ってみたいとは思っていたのですがなかなか赴く機会がなく、今日念願叶いたっぷり満喫してきました。
今でこそ以前の3分の1の面積しか残っていませんが、往時は1万5000坪もの敷地を持つ大邸宅だったようです。
上野の不忍池すぐそばという超好立地にもかかわらず歴史的な文化財が当時の面影そのままに建つさまは、まるでタイムスリップしてきたかのような錯覚すら覚えます。
こちらの土地の歴史は古く、江戸幕府の大名統政策の一つであった参勤交代の際に越後にある高田藩が住まっていたのが元なのだそうです。
大名から三菱財閥へと受け継がれた土地にはミントン製のタイルが敷き詰められていたり、当時珍しかったであろうステンドグラス、各部屋それぞれ違うデザインを施した暖炉、手の込んだ金唐革紙、質の高い装飾が至る所に見られ、ため息が出ました。
雑多な街中にこんな時の流れの緩やかな空間があっただなんてとうっとりとしてしまいます。
旧岩崎邸のおかげで素晴らしく有意義な一日が過ごせました。